さて、3月22日に発生したブリュッセル空港、地下鉄の同時多発テロ。自分はそのテロが発生したブリュッセル空港にその日に出張帰りで到着予定でした。同時はとてもびっくりしましたがなんとか生活しております。
事態も落ち着いてきましたが、日本の方々でヨーロッパ旅行、特にベルギー旅行を計画している方々はとても不安だと思います。
もはやこれは何かの運命か?という気がしますので現在(5月初旬)のベルギー、ブリュッセルの現状を書いておきます。
(8月現在も追記しました!)
■ブリュッセルの今の状況(テロから1ヶ月ほど)
テロは2ヶ所で発生しました。一つはブリュッセル空港。もう一つはブリュッセル市内の地下鉄です。今回は市内の状況について。
市内地下鉄のテロは一説では国連本部を狙ったものと言われています。こちらは国連本部。
ちなみにこちら非常に大きいです。Googleマップでみるとその大きさが解ると思います。(最近3Dで表示できるので見てみるとわかります) こちらでGoogleマップに飛べます。
そして国連本部すぐ横の地下鉄の入り口がこちら。閉鎖されています。
全ての地下鉄が閉鎖ではないですが、事件すぐ近くの地下鉄や大きな駅は封鎖されている模様。
そしてこちらが実際にテロが起こった地下鉄の駅。一つ前の写真の駅より国連本部から少し離れる場所にあります。徒歩5-10分ほど。
国連本部正面の大きなランナバウト(信号がない代わりにぐるぐる回って出る交差点)に面した歩道にはライフルを持った兵隊さんが居ます。テロに対しての警戒態勢は以前厳しい様です。軍の様な車両も国連前に止まっていました。
■ブリュッセルの治安 8月現在(追記)
上にベルギーのテロから1ヶ月ほどの記事を書きましたが、8月現在の追記をしておきます。
結論から言うと3月下旬にテロがあったものの街は平穏、平和そのものという感じです。
地下鉄などの公共交通機関はすべて開通しており、街の中心部のグランプラスにも人は大勢います。年間行事のオメガング(7月)、フラワーカーペット(8月)も無事開催されました。ただ依然としてイベントには銃を持った兵隊さんが配置されています。
事態は収束していますが、フランスの観光地ニースでのトラック暴走、ドイツのミュンヘンでの銃乱射など依然テロは続いています。特にドイツのテロはイスラム国の思想に同調した者に寄る単独テロの可能性が指摘されています。(ローンウルフ型テロ)
つまり今やどこにでもテロは起こりうるということを示しており、ヨーロッパに限った話ではないかもしれません。海外では人が集まる場所では常に警戒が必要です。(テロ意外にもスリなどの軽犯罪はとても多い)
事態は収束し、街も平和なので問題なく旅行は出来ます!
がもしものときを考えて何か不穏な雰囲気を感じたらその場を立ち去るなどの心構えをしておくといいようです。
■まとめ
- テロ発生から一ヶ月ほどまで公共交通機関の閉鎖などの措置がとられた。
- 街は平穏そのもの!日本から見ると非常に危険に思えるが全く問題なく旅行出来る(軽犯罪は注意)
- 最近はどこでもテロが発生する可能性があるので人が集まる場所では警戒を
なお、いろいろ書きましたが個人的にはテロに遭遇する確率よりも交通事故て死ぬ可能性の方がよほど高いと思うのでテロなんぞ気にせずバンバン旅行するべきな気がします笑
参考: